看護師

新人看護師あるある〜人間関係編〜

ゆん

みなさんこんにちは、看護師4年目のゆんです。

人間関係の悩みは、新人看護師だけでなく多くの人が経験しますが、新人看護師は特に悩むことが多いですよね。

「先輩看護師の指導がキツくてつらい・・」「職場の同期と相性が合わないかもしれない・・」とどのような方がこのブログを読んでくれているのでしょうか。

おそらく、何らかの人間関係の悩みを抱えながらも、他の人に相談できず、一人で悩んでいることが多いのではないかと想像できます。

新人看護師によくある職場での人間関係の悩みと少しでも心がラクになるようなアドバイスをしていけたらと思います。

はじめに

いつの時代も「人とうまくいくための方法」「必要とされる人になる方法」等が書店に行けば実に多く並んでいます。このことからも、いかに多くの人が人間関係に悩み、改善したいと思っているかがわかります。

それもそのはず。人が抱えるどんな悩みも、掘り下げればその結果は、人間関係の悩みだといっても過言ではないないからです。

だからといって「人間関係がめんどくさい」からと人を避けてしまっては本末転倒ばかりだけでなく、人生において悪循環しかありません。

なぜなら私がこれまで積み上げてきた実績や現在の幸福に、私の力だけでは成し遂げたものは何一つなくて、多くの人が関わり、応援してくれたからこそ手に入れることができたものばかり。人間関係において「与え、与えられる」という循環の結果だと重々承知しているからです。

私たち人間は、誰とも関わることなく完全に一人で生きていくことは不可能。お互いに思いやり、助け合い、双方がwin-winの関係を築けてこそ、本当に豊かで充実した人生を歩むことができるのではないかと思います。

そんなことは頭でわかっていても新人看護師は先輩の言葉がキツすぎたり、強い態度だったりすると看護師としてやっていけるか悩みますよね。そこで萎縮してしまうより、”先輩が伝えようとしている意図や意味はなにか”ということに目を向けてみるといいかもしれません。

新人看護師あるある 5選

おそらく「なんで先輩と上手にコミュニケーションがとれないんだろう」と一番最初にぶち当たってしまう壁ではないのかなと思います。

まず新人看護師がどんな場面で職場の人間関係で悩むことが多いのか見ていきましょう。

先輩の指導がキツい

これは私自身も通ってきた道でもあり、今の先輩方も必ず通ってきた道です。

医療の現場は患者さんの生命に関わっていて、一つの小さなミスでも命に関わることがあります。そのため「ひとつひとつの行動に根拠」を念頭に自分の行動に責任持って行動していくことが必要です。

”生命に関わっているから厳しい目で見られているのは当たり前だけど先輩の厳しい言い方や強い態度に萎縮してしまう・・・”と指導された内容に集中できなくなるといった悪循環。

厳しい言い方や態度で指導されると、内容よりも「なんでそんな言い方されないといけないのか」という印象が強く残って落ち込みがちですが、そこで萎縮したり、落ち込む前に先輩が伝えようとしている意図や意味はなにかと一旦考えてみてはいかがでしょうか。

少なからず指導してくれている先輩は”新人看護師に成長してほしい”と言った思いが入っていることを忘れてはいけません。

「だからといってそんな言い方で言わなくても・・」と思う気持ちを抑えて、指導してくれた内容を復習したり、次に活かせるようにメモしたりして心掛けていくように努力していくことで少しずつでも成長していくことに繋がるのではないかと思います。

良い言葉やキツい言葉も、他人の言葉は全て誰よりも自分に届いていると思います。良い人生、良い人間関係に身を置きたいのであれば、意識的に前向きにポジティブに変換していく習慣を身につけていくことは、良い人間関係を築き上げていく上で、絶対的に欠かせません。

ゆん
ゆん

たしかにキツい言葉に・キツい態度で先輩から言われると凹むことが多かったけど、今となっては理解できることばかりかも。

べあ
べあ

たしかに先輩がどんな思いで言っているのかにフォーカスして一旦冷静に考えてみることも大事だよね。落ち込むのではなく、どうしたら言われないようになるのか、前向きにポジティブに変換していくことは大事!

プリセプターと相性が合わない

病院によって新人看護師の教育制度は異なってくると思いますが、だいたいのところでは1年間プリセプターと呼ばれる仕事と職場にスムーズに馴染めるように、技術的な指導とともにメンタル面のサポートを行う先輩が付いてくれることになっていると思います。

毎回の勤務が被るわけではないので、日々指導者は、プリセプターじゃない先輩がつくこともあるでしょう。

頼りになる先輩がいるのは心強くて安心できますが、「なんか話が噛み合わない」「自分の思いがうまく伝わらない」という状況に陥ったことはありませんか。逆にこの先輩に相談しても大丈夫なのかと不安になってしまいますよね。

すぐに苦手意識を持つのは勿体無いので、まずはプリセプターと良好な人間関係が作れるようにしていきましょう。

まずプリセプターや先輩と良好な人間関係を作るため私が心がけていること

  1. 挨拶や報連相を忘れない
  2. 指導されたことは小さなことでもメモを欠かさず、改善策を考える
  3. 指摘されたら「教えてくれてありがとうございます」というようにする
  4. わからないことは放置せずに質問していく
  5. 意欲的に業務に取り組む
  6. 一緒に目標をあげ、その目標に対する行動計画をたてて、評価してもらう
  7. 笑顔を欠かさない

まだまだありますが良好な人間関係を築くといってもそんな簡単なことではないことは承知ですが、自分の中の人間関係の苦手意識を作らないためにも、苦手な先輩ほどコミュニケーションをしっかり取っていくといいと思います。

そうやって心がけていくことで苦手意識がなくなり、自分の考えや思いを伝えていくことで、先輩も私の思考傾向を理解してくれて色々アドバイスしてくれるようになるのではないかと思います。

苦手な人・先輩ほど積極的にコミュニケーション取ったりして、意識的に距離を縮めていきましょう。

医師へ報告するタイミング

これも病院や部署によって異なってくることではあると思いますが、医師に報告する際のタイミングや、やり方がつかめず、苦労する新人看護師の方が多いのではないかと思います。

良かれと思って患者さんのこと報告しているのにも関わらず、ある時は「そんなことは後でいいよ」と言われたのに、ある時は「なんでもっと早く報告しないんだ」とお叱りの言葉を受けたこともあるのではないでしょうか。

そんなことが重なると、いつ何を報告すべきなのか、判断に迷います。また、報告のタイミングや方法によってもイライラしてしまう医師がいるため、一人で判断するのではなくその日のリーダーや先輩に判断を仰ぎましょう。

お叱りを受けても割り切って考えていき、挨拶やコミュニケーションの取り方を工夫したり、医師に対する自分自身の考え方を変えたりすることは明日からでもできると思うので、意識して関わりを持つことをオススメします。

お叱りを受けたからといって報告しないのではなく、患者さんの病状に変化が見られ、すぐに処置すべき状況には、時間帯に関わらず、速やかに医師に報告しましょう。

べあ
べあ

医師に今すぐに報告すべき内容か判断に迷った時は、日々のリーダーに聞くこともいいと思うよ!

同期と気が合わない

「同期だし仲良くしないといけない・・・」と病棟の同期との関係が良くないとプレッシャーに感じたり、複雑な気持ちになったりしたことありませんか。

同期といっても合う・合わないは当然あることで無理してお付き合いしていくことはないかと思います。

同期=仲のいい友達ではありません。仕事の仲間であり、ある程度の距離感があったとしても、業務で協力し合える関係づくりを意識できれば大丈夫だと思います。

無理して仲良くしなきゃと気負いしてしまわずに、職場のことについて話せる人は上司、先輩、後輩、家族、恋人などたくさんいるので、「同期」にこだわらなくても良いかもしれません。無理せず自分らしく働ける環境を目指しましょう。

同期といっても必要最低限の礼儀は忘れずに。あなたの無礼な態度に周りの人への評判が下がってしまうことがあります。「ありがとう」「すみません」などお礼・謝罪・返事は徹底し、気持ちの良い関係を目指しましょう。

休憩室が陰口大会

看護師の職業だけが特別なのではなく、こういう人間関係の悪さはどこにでもありますよね。ただ看護師の世界は独特な部分があると思います。

休憩室で先輩が新人看護師の悪口大会開催してて入るに入れなくてほぼ休憩取れない日があったのではないでしょうか。そういう先輩に限ってミスの責任転嫁や揚げ足とりを必死に探してきて、毎日辛い思いをしている方もいるかと思います。

たとえ先輩が陰口いっていたとしても、気にしてはいけません!職場なので仕事以上に相手に求めるものないので、陰口言う人 とは距離を置いたほうがいいです。

また、新人のうちは何しても言われていると思っていれば気がラクになると思います。陰口は言わせたい人に言わせておけばいいのです。ただそういう先輩と親しくなったりすると自然と染まりやすくなったりするため、気をつけていきましょう。

悪口ばかり言う人と一緒にいることは、自分にとっても悪影響を及ぼしかねません。できるかぎり付き合わないようにしつつ、上手にスルーしましょう。

まとめ

新人看護師あるあるで人間関係編について解説しましたがいかがでしたでしょうか。

”どんな人間関係の中で生きていきたいか”という自分の理想をハッキリさせて潜在意識に刻んでおくことができれば、職場の先輩、同期、医師に限らず、家族や恋人への質のいい人間関係が築いていけるのではないでしょうか。

誰かと関わりも持つ中で、ストレスを溜めこんだり、嫌な思いをすることもあると思います。ただその原因から逃げたり、ネガティブになるのではなく、言われたことに対して意図や意味を追求していくことが必要だと思います。

しかし「常にポジティブでいる方が幸せ」と思うあまり、ネガティブな感情に陥ることを嫌がる人がたまにいますが、ネガティブはポジティブに気付かせてくれる存在でもあると思っています。

闇がなければ光は感じません。先輩の指導や医師に言われたことでドーンと落ち込んだ時には、「この世には光も闇もある」ということを思い出しましょう。

心がいつもより弱くなっている時は、心の感度がいつもより高まっているもの。読み慣れた本でも辛い時に読むと、なんだか心に沁みませんか。

ネガティブなときしか味わえない感覚で、その感覚はいつか他者の苦しさを理解するのに役立ってくるかと思います。日々のたゆみない努力で質のいい人間関係を手にいれていきましょう。

少しでも新人看護師の方の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ゆん
はじめまして、ゆんです。急性期病棟の看護師として働いています。看護師をしながら働き方、転職、資産運用、美容について発信していきます。
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