つみたてNISAの始め方〜初心者向け〜
みなさんこんにちは、看護師4年目のゆんです。
周りの友人や知人の方が「つみたてNISA」をやっていて、その話しで盛り上がることが度々あります。
私自身も以前から興味があったんですが、「投資」という未知の世界の言葉に怖いイメージしかなく、二の足を踏んでいました。
ですが周りの後押しもあったり、自分なりに調べてついに昨年つみたてNISAデビューをしました!(体調も優れなかったため、なかなかスムーズにいかず時間がかかりました・・)
今回は「これからつみたてNISAを始める方」や「すでに始めている方」にもぜひ最後まで読んでいただき参考になるような記事だと嬉しいです。
つみたてNISAを始めようと思ったきっかけ
一般的に、人生には「住宅購入費」「教育費」「老後資金」という3つの大きな出費がありますよね。正直、現在の貯蓄だけでは全然足りないことに気付きました。
夫婦ともに稼げば問題ないと思いますが、「老後2000万問題」や「子どもを大学に行かせるまでに1000万かかる」という言葉を日に日に耳にするたびに不安になってました。
そんなとき、資産の持ち方によって増え方が違うことを知りました。また、金融資産の持ち方は、「普通預金」だけではなく、「投資信託」や「株式・保険」など色々な形があるんですね。
普通預金<定期預金or投資
私は、毎月の定期預金に加え、今ある預金を少しでもお金を増やしていきたいと思い、他の投資と比べて安定した資産を増やすことができる、つみたてNISAを始めようと思いました。
つみたてNISAについて
実際に積立NISAを始めると、簡単でもっと早く始めておけばよかったなと思っています・・。
ポンコツな私でもすぐに出来たので誰でも出来ると思います。これから自分なりに調べたことを噛み砕いて簡単に説明していきたいと思います♪
始める前に知っておきたいこと
つみたてNISAは非課税投資制度の一種で、国も推進していますよね。投資の利益に税金をかけないということは、国の税収が減ることを意味します。
国の税収が減ってでも積立NISAを推進しているのは、「なにか裏があるのでは?」と考えてしまうのは妥当でしょう。ただ普通に考えて、国は絶対に自分たちの損になるようなことはしないと思います。
ただ世間で言われているように、NISAは老後の資産形成需要に応えるための制度として生まれてきたのは事実です。
少子高齢化による労働人口の減少と、今後老後に対応するには、国の社会保障制度ではまかないきれないため、国民自ら資産運用していくことが必要だとされました。
こういう経緯もあり、つみたてNISAは投資初心者向けに制度設計がされていることは忘れないでおきましょう。
どんな制度なの?
そもそもつみたてNISAとはなんでしょうか。先述でもお伝えしましたが、改めて金融庁から引用したので見ていきましょう。
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
金融庁HP
少し難しいですが、投資のリスクを軽減できるように「長期・積立・分散投資」で行い、尚且つ運用で得られた利益が非課税になるというすごい制度なのです。
また、つみたてNISAの対象商品は、金融庁が選んだ「長期・積立・分散投資」に適した投資信託となっており、投資未経験者でも安心して選ぶことができると思います。
新しいNISAでは年間120万まで投資することができ、期間は無期限です。また、もし急に資金が必要になった場合は解約や換金できるので、安心して利用することができます。
現行NISAと新NISAの比較
次に2023年までのNISAと2024年から開始された新NISAについて、つみたて投資枠のみどう変わったのか解説していきますね。
現行NISA (〜2023年) | 新NISA(2024年〜) | |
---|---|---|
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
利用 | 選択制 | 併用可 |
年間投資枠 | 40万 | 120万 |
非課税保有期間 | 20年 | 無期限 |
非課税保有限度額 | 800万 | 1800万(生涯投資枠) |
枠の再利用 | 不可 | 可 |
口座開設期間 | 2023年まで | 恒久化 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託(金融庁の基準を満たした投資信託に限定) | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託(つみたてNISAの対象商品と同じ) |
購入方法 | 積立のみ | 積立のみ |
表にしてみると新NISAの移行によって、非課税期間が無期限化・口座開設期間が恒久化されていることがわかりますよね。
また、投資上限額も大幅にアップしているため、より長期的で柔軟な投資運用ができるようになりました。
メリット・デメリット
つみたてNISAを始めるにあたって、メリット・デメリットってあるの?
もちろんあるよ!これから解説していくね。
つみたてNISAのメリット・デメリットについてまとめてみましたが、いかがでしょうか。
つみたてNISAは、長期の分散投資を目的とした安全性の高い商品に限定されていたり、少額から始められるなど、投資超初心者でも始めやすい制度だと思います。
金融機関はどこを選べばいいの?
つみたてNISAを始めるには、まずは金融機関にNISA専用口座を開設する必要があります。
金融機関というと、、銀行や証券会社ですよね。どうやって選べばいいの?
自分の投資のスタイルによって、選ぶ金融機関は変わってくるんだよ!
金融機関の選び方
自分の投資スタイルに合わせて、金融機関を選択していきましょう。少しでも参考になるようにまとめてみました。
- 銀行:給与振込口座で行える
- ゆうちょ銀行:近所にあって相談しやすい
- 証券会社:投資商品の種類が豊富にある
- 証券会社:ネット証券会社なら24時間365日注文できる
じっくり投資信託を積み立てていくという人なら、銀行・証券会社のいずれも大丈夫です。一方で、株式も購入したいという人なら証券会社という選択になってくると思います。
一般的に、直接相談できてサポートが手厚い方がいいなら銀行。商品の種類が豊富で自由度があるのが証券会社だと理解してもらえるいいと思います。
金融機関のメリット・デメリット
投資超初心者だと銀行と証券会社どっちがいいのかわからないですよね。その方のために表にまとめてみました。
銀行 | ネット証券 | |
---|---|---|
株式投資 | × | ○ |
相談しやすさ | ◎ | ○ |
投資信託の種類 | ○ | ◎ |
手数料 | ○ | ○ |
口座管理料 | ○ | ○ |
銀行なら、直接店舗に行けば相談に乗ってもらえます。証券会社も対面型がありますが、行き慣れている銀行と比べるとハードルが高いかもしれません。
そういう方は、給与振込口座を選べば、資金を移動させる手間が省けますよね。
金融機関の例
主に名が知られている銀行をピックアップしてみました。
金融機関名 | 最低積立額 | 積立のタイミング | 相談窓口 |
---|---|---|---|
楽天証券 | 100円〜 | 毎月・毎日 | コールセンター 受付時間:平日8時半〜17時(土日祝日・年末年始を除く) |
SBI証券 | 100円〜 | 毎月・毎週・毎日 | コールセンター 受付時間:平日8時〜17時、土日9時〜17時まで(年末年始を除く) |
みずほ銀行 | 1000円〜 | 毎月のみ | ・銀行窓口 ・コールセンター 受付時間:平日9時〜17時 |
イオン銀行 | 1000円〜 | 毎月のみ | ・銀行窓口 ・コールセンター 受付時間:平日9時〜18時 |
こうしてみると、銀行でも証券会社でもコールセンターが設置されていていますね。電話で十分だと考えるなら、銀行にこだわる必要はないかもしれません。
ただ将来的に投資の幅を広げたいと考えているなら、商品の種類が多いところを重視しておくといいかもしれないですね♪
まとめ
今回つみたてNISAについて解説しましたがいかがだったでしょうか。まだまだ伝えたいことがたくさんありましたが、次回のお楽しみにしていただけたらなと思います。
正直私自身も、始める前は「投資」に対する怖いイメージしかなく不安しかありませんでした。今では、ネットや本で販売しているくらい身近なものになってきたと思います。
「長期・積立・分散投資」に適した投資信託を対象としているつみたてNISAは、年間120万円を投資上限額として、無期限で得た利益が非課税になるお得な制度となっていることに加えて、2024年からの新NISAではさらにそのメリットが拡充されています。
それぞれのニーズや目的の合った資産形成していくために、NISAの制度の見直しやメリット・デメリットを抑えたうえで自分に合った活用方法を探してみましょう。
今回の記事が「これからつみたてNISAを始める方」や「すでに始めている方」に参考になれば嬉しいです♪
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。